枕木から出火で運転見合わせ?なぜ火が着く?

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 皆さんの中にも電車で通勤する方がたくさんいると思います。
 朝夕の満員電車につかれているおじさん、あらゆる手段を使って椅子をキープするおじさん、とりあえずビールを飲むおじさん、勉強する学生、いろんな方がいますが、電車の遅延や運休を駅について知った時は、とてもがっかりすると思います。
 人身事故、電車や踏切のトラブル、動物と接触など、ダイヤを乱す原因いろいろありますが、意外と多いのが、枕木からの出火です。
 「枕木から出火する意味が分からない」という方も多いと思うので、今回枕木から出火する原因を調べました。すると、いろいろな原因があることがわかったので、ご紹介します。

油と火花による出火

 電車や線路にはグリスなどの潤滑油が多く使われています。少しずつ潤滑油が枕木に染み込み、燃えやすい木になります。
 そこにブレーキやカーブなどで、車輪から出る火花が引火して枕木に火が付くことがあります。
 特に出火場所として多いのがポイントの切り替え付近です。ポイントにはスムーズに切り替えができるように、潤滑油が多く使用されています。そこに電車が来ると、電車が進行方向を変えるため、車輪に負荷がかかり火花が出やすくなります。

太陽光による自然発火

 日差しが強かったり、枕木が乾燥しやすくなっているときに、太陽光の熱で自然発火することがあります。夏の線路はすごく熱くなります。
 また、古い枕木はスカスカになっていることがあり、それも出火しやすくなる原因となります。
 熱で自然発火することもありますが、光が原因となることもあります。小学生の時、虫眼鏡で太陽の光を集めて紙を燃やす実験をしたことがある方も多いと思いますが、その原理で落ちているガラスやペットボトル、窓などからの反射で枕木に引火することがあるようです。

タバコの火が引火

 少ないですがタバコのポイ捨てが枕木に引火したことがあるようです。
 ポイ捨てはやめましょう。

 枕木が燃えて電車が止まることには、いろいろな原因がありました。枕木はコンクリート製に代わっているところも多いですが、私の住む田舎はほとんどがまだ木製です。まだまだ枕木の出火で電車が止まることは続きそうです。

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