新型コロナウイルスの第7波が猛威を振るっている中、抗原検査キットのインターネットでの販売を2022年8月中にも解禁される見通しというニュースが入ってきました。
発熱外来に患者が殺到し、検査が受けられない状態が続いていることから、キットを入手しやすくなるようにして、さらなる拡大と医療崩壊を防止する考えです。
しかし、抗原検査、PCR検査、さらには抗体検査という検査もあり、何が何だかわからないといった人に、それぞれの特徴について解説します。
PCR検査、抗原検査、抗体検査の違いとは?
PCR検査 | 抗原検査 | 抗体検査 | |
目的 | 現在の感染確認 | 現在の感染確認 |
過去に感染したか 抗体はあるか |
検体の採取 | 唾液
鼻の奥から綿棒で採取 |
唾液
鼻の奥から綿棒で採取 |
指から採血 |
検査時間 | 数時間~24時間 | 15~30分 | 15~30分 |
精度 | 高 | 低 | 高(現在感染しているかは不明) |
料金(一例) | 症状あり 無料
症状なし 15,000円 キット 3,000円 |
症状あり 無料
症状なし 2,200円 キット 500円 |
症状なし 5,000円
キット 1,000円 |
PCR検査の特徴
PCR検査は、検査したいウイルスの遺伝子(コロナの破片)が体内に存在するかを確かめる検査です。
唾液か鼻の粘膜から検体を採取し、PCR検査試薬を使って遺伝子を増やし、コロナの遺伝子を探します。
少しの遺伝子でも発見できるので、信頼性が高い検査ですが24時間程度、検査に時間がかかります。
抗原検査の特徴
抗原検査は、検査したいウイルスの抗原(コロナの本体)が体内に存在するかを確かめる検査です。
唾液か鼻の粘膜から検体を採取し、コロナの抗体(コロナを殺す小さいやつ)がコロナを発見し、結合します。
結合すると、試薬が変色するため、ウイルスが体内にいることがわかります。
感染していても唾液に抗原が含まれていなかったり、抗体が反応しなかったりすることがあるので、信頼性がPCRと比較すると低いです。
検査は15分程度で完了します。
抗体検査の特徴
抗体検査は、検査したいウイルスの抗体(コロナを殺す小さいやつ)が体内にあるかを調べる検査です。
指先から小さい針で少量の採決をして検査します。
抗体は過去にそのウイルスに感染していた場合に体内で作られるため、過去に感染したことがあるかがわかります。
しかし現在は、ワクチンの接種でかなりの人が抗体を持っているし、現在感染しているかはわかりづらいので、自分が感染しているか調べたい人にとっては意味のない検査になるかもしれません。
抗体を持っている人は感染しにくかったり、重症化しにくくなってると言われているので、自分がコロナに耐えられるか気になる人は検査してみるといいかもしれません。
PCR検査 | 抗原検査 | 抗体検査 | |
目的 | 現在の感染確認 | 現在の感染確認 |
過去に感染したか 抗体はあるか |
検体の採取 | 唾液
鼻の奥から綿棒で採取 |
唾液
鼻の奥から綿棒で採取 |
指から採血 |
検査時間 | 数時間~24時間 | 15~30分 | 15~30分 |
精度 | 高 | 低 | 高(現在感染しているかは不明) |
料金(一例) | 症状あり 無料
症状なし 15,000円 キット 3,000円 |
症状あり 無料
症状なし 2,200円 キット 500円 |
症状なし 5,000円
キット 1,000円 |
検査キットって何?
検査キットは医療機関ではなく個人で検査ができるように作られたものです。
流行初期段階では検査の方法も確立されておらず、医療機関で検査をするしかない状況でしたが、感染が大きくなるにつれ、医療機関だけでは検査が間に合わなくなってきました。
そのため、自分で検査ができるようにキットが開発、販売されました。
しかし、キットといってもPCR検査は専門の医療機関でしか検査ができないため、唾液を採取して郵送するという方法です。
そして登場したのが抗原検査キットで、自分で15分で検査ができます。
これまでは薬局や、自治体からの配布でしか入手ができませんでしたが、ネットでの販売も解禁されるということでした。
無症状でも検査をすると陽性と判明することもあります。
大切な人に無症状のまま感染させてしまったら大変です。
無症状でも定期的に、もしくは大事な時期だけでも自主的に検査をするのがおすすめです。
もしも感染したときのために、こちらの飴を準備しておくと楽になれますよ。
コロナに効く!?効果絶大と噂のエキナケアのど飴
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